The Battle of Rokko Oroshi

size:5500x1800mm

year:2019

technique:3D/print

 

六甲おろし従軍記

size:5500x1800mm

2019年制作

素材:3DCG/プリント

 


幼いころ、わたしが見てたものは宝塚歌劇だった。

そのためか、なにかを思うと出演者全員女性のミュージカル仕立てに

思想が湧き上がってきていた。

いつしか現実にまでもミュージカルを追い求め

たどり着いた場所が渋谷交差点である。

苦手でありながらも憧れる人混みの中へ分け入り

私は消えてしまいたかったが

同時に誰かのためだけに生きていきたかった。

 

いつもたくさんの人がいる。

アジアンシティーはいつもごった返している。

 

無表情な彼らの中のただ1人だけ、あなたに気がついて

 

そして目があうんだ。

これは東京に移り住んだ2015年からあったイメージだった。アジアンシティーの特徴である集団性をテーマにしている。他の人が周りの人間を見ていず私だけが他人を気にしているようなそんな不安定な感じだった。この不安定さはいったい何なのか。私は“わたくし”をとおして見つめているのである。

 

日本というのは超ハイコンテクストを背負っている社会。文化や背景がとても重要なので、個人がおざなりになる。誰もがアイデンティティを大事にしたいと思って大人になったが社会に出てそれでは生きていけないので他人と混ざり合って個人を消してゆく。

 

中には混ざり合えない人がいる。

不器用ゆえに”わたくし”を捨てれなかった人。

頑固な人。

混ざりあいたくない人。

そして私のように、混ざり合い方がどうしてもわからない人。

 

 

CGにしたのはヴァーチャルとリアルにある両方の身体が表現できるためである。デジタルアルティザンの3D Body Scanerで実際あった身体を撮ることでヴァーチャル世界にも私の身体がおけるようになったからこの表現が可能になった(この機械の名前は3D GATE WAY。この命名は好きだ。デジタルアルティザンは私が勤めている会社です。)

 

続く。

 




 

 

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